『やがて経営陣に昇進する可能性のない仕事は、すべてアウトソーシングが普通となる。実は、アウトソーシングこそ、事務処理的、保守管理的、補助的な仕事の生産性を向上させる唯一の方法である。』
(「実践する経営者」ピーター・F・ドラッカー著ダイヤモンド社)
ドラッカー氏によると、経理事務のような収益に直接貢献しない仕事は、
競争がないので、社内では自ら仕事の効率を改善しようとはしないとのことです。
しかし、外部のアウトソーシングの場合、品質改善とコスト削減を続けなければ、
ライバルに仕事を奪われてしまいます。
●あなたの仕事は、競争がありますか?
去年、上海の会計アウトソーシング会社を視察してきました。
そこでは、日本の企業の会計処理を受託しています。
1仕訳10円程度で処理しています。
日本人の給料で、この価格に対抗するのは無理でしょう。
工場の組み立て作業と同様に、会計仕訳の入力作業は、
コスト的に日本ではできなくなったのかもしれません。
●あなたの仕事は、いくらの価値があると思いますか?
その上海の会計アウトソーシング会社では、
納期を守らないとお金がもらえません。
ミスをすると給料が減らされます。
逆に、たくさん処理できるようになれば、給料が上がります。
だから、毎日、毎月、自ら生産性を上げる努力をしているそうです。
●あなたは、ミスをしたら給料が減らされても今の仕事を続けられますか?
経理の人は、アウトソーシングを使おうとしません。
どんなに、安くても、積極的には利用しません。
アウトソーシングしなくても、自分でできるからです。
でも、アウトソーシングしない限り、自分がその仕事から抜け出せません。
事務作業を卒業し、次のステージの仕事をするためには、
作業レベルの仕事は、他の人にやってもらわなければならないのです。
自分が成長するために、作業を捨てていかなければならないのです。
できるけれど、誰にでもできる仕事はあえてやらないという選択が必要なのです。
★自分を成長させるために、作業をアウトソーシングしましょう!
上海でのオフショア会計処理に興味がある方は
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