今回は、経理社員の人数についてです。
「ウチの規模だと、経理は何人ぐらいでやるのが妥当ですか?」
経営者や経理部長から、よく受ける質問です。
売上規模が100億円で、経理社員2~3人の会社もあれば、
10億円で5~6人の会社もあります。
もちろん業種や業態によって、経理処理のやり方は異なりますし、
会社によっても、経理社員が担当する業務範囲はさまざまです。
したがって、会社によって組織や業務内容によって仕事を分けて、
適正な経理社員を配置していることと思います。
売上規模によって妥当な経理社員の人数が決まるわけではありません。
でも、管理部門にかけられるコストには限界があります。
いろいろな会社のデータを調べた結果、経理事務にかけられるコストは、
会社の粗利益の2%が限界ではないかと、私は考えています。
●あなたの会社の経理社員は、何人ですか?
会社が成長していく段階で、社員の人数は増えていきます。
会社の取引量が増えると、経理社員も増えていきます。
売上高が増えていく過程で、経理社員の人数が増えていく会社と、
そうでない会社に分かれます。
この違いはどこにあるかというと、事務処理の対応の仕方です。
事務処理を人に頼っている会社は、取引が増えると人を採用して対処します。
事務処理をコンピュータ化している会社は、人が増えません。
よく聞くのは、月末や月初に仕事が集中して間に合わなくなると、
社員を採用しているというケースです。
繁忙期に備えて、3人で、2.5人分の仕事をしている会社もあります。
事務処理を人に依存している会社ほど、生産性が悪くなる傾向があります。
●あなたの会社の経理社員は、毎日何をしていますか?
売上が拡大する前に、事務処理をシステム化しておくと、
事務作業のための人件費コストの伸びを抑えられます。
社内業務全体をシステムで連動させると、伝票入力作業がなくなって、
事務効率がよくなります。
中小企業でも、早い段階でIT化を進めると、
間接部門の人件費コストを削減できます。
だからと言って、高額なIT投資をする必要はありません。
費用対効果を考えて、モトが取れないIT投資は結局ムダです。
会社の成長スピードに合わせて、どのタイミングで、どんな組織で、
どんなシステムを使って、何人で処理するかを決めていきましょう。
★会社の成長に合わせて、生産性を上げていきましょう!
業務のシステム化が進んで、アウトソーシングの形態も変わってきました。
新しい経理業務のアウトソーシングの話を最近よく聞きます。
最低限、アウトソーシングの実態と対応法について知っておきたいところです。
■『経理は社内でやるべきかアウトソーシングすべきか?』DVD好評発売中!
詳しくは==> http://tinyurl.com/3oyn4h
インターネットで経費精算をすると、作業時間が3分の1になります。
★『勘定奉行』『弥生会計』『PCA会計』『財務応援』に対応!
経費精算の結果が会計ソフトへ仕訳連動する『経理がよくなるワークフロー』
今なら、すべての機能を無料で体験できます!
詳しくはこちら => http://www.keiri4970.com/wf_index.html
最近のコメント